2018/3/30上映開始
「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
予告編はこちら↓
最近行われた2018年度第90回アカデミー賞(オスカー)では主演のゲイリー・オールドマンが主演男優賞に輝き、そのゲイリーの特殊メイクを担当した辻一弘さんがメイクアップ&ヘアスタイル賞を受賞している。
本作は、チャーチル就任前からダンケルクの戦い(ダイナモ作戦など含む)の舞台裏を描いた映画です。
ダンケルクの戦い等は「歴史」である為、それらについて書くことをネタバレとは思っておりませんのでご了承ください。
※その他はいつも通りネタバレ無しです。
本作とクリストファー・ノーラン監督の映画「ダンケルク」を合わせて観ると更に良いかと思います。
ちなみに映画「ダンケルク」も当ブログでレビューしており、軽く少しだけ説明してますので気になる方はそちらもご覧ください→移動
◉ゲイリー・オールドマン(ウィンストン・チャーチル役)
(役柄)
当時のイギリスの首相だが、滑舌が悪く態度も悪く気難しい。その性格からして周り(政界)から嫌われている。
度々妻に叱られ、説得されるとだいたい言う事を聞く。
(役者)
本作特殊メイクをし、ちょっと小太りの元首相を演じたゲイリー・オールドマン。
流石オスカー男優と言える程彼の演技は素晴らしかったです。
非常に沢山の映画に出演しており、その演技力やキャラクターからしてファンは多い。
同業者達(俳優達)からのファンも多く、一目置かれている存在である。
「ハリーポッター」シリーズ、「裏切りのサーカス」「レオン」「フィフス・エレメント」などなどetc…と沢山出演していたが、やっと本作でアカデミー主演男優賞を獲得しました!
※実は今まで「裏切りのサーカス」などでノミネートはされたものの、主演男優賞を受賞はした事がなく、今回が初の受賞となりました。
ちなみにゲイリーは若く見えますが、年齢は今年で60歳です。
◉監督はジョー・ライト
「つぐない」「プライドと偏見」「ハンナ」「アンナ・カレーニナ」なども監督しており、ドラマ要素が強い映画を得意とする監督さんですね。
★内容★
※当時の歴史(ダンケルク戦い)に関しては「ダンケルク」の方で軽く少し説明していますので気になる方はそちらをご覧ください。
第二次世界大戦が勃発。
ヒトラー率いるドイツ軍が猛威を振るっており、連合軍はその進行を止める事が出来ずにいた。
そしてドイツ軍はオランダ、ベルギーなどを落とした後フランスにも攻め込む。
※ちなみにフランスとイギリスの連合軍がドイツ軍に宣戦布告したことにより第二次世界大戦が発生している。
一方イギリスでは、直前の作戦を指揮し失敗していたチェンバレンに責任を取らせて降ろし、その後任を決めなければならなかった。
チェンバレンが指揮した作戦にはチャーチルも参加していた為責任を感じ、チェンバレン降ろしの場には参加しなかった。
そんな中、後任の適任者が1人いたのだが降りてしまった為、チャーチルが新たに就任する事となる。
チャーチルが就任したものの戦況の不利は変わらず、その後ドイツ軍側との和平交渉の話が出る。
窮地に追いやられる中、チャーチルは厳しい決断を迫られるのであった・・・。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中8点
◉本作の魅力
戦争のお話ですが、前線のお話ではなく全編裏側でのやり取りを描いています。
こう聞くとただ堅苦しい映画に思えるかもしれないが、チャーチルという人物は非常に癖が強く、そんな彼をメインに描いており観ていて飽きない。
戦争の裏側しか映らない為残酷な描写などは一切無く、戦争映画が怖くて観れないという方でも安心です。
チャーチルは葉巻が好きで、朝から酒を飲み、滑舌が悪く非常に気難しいが、ちょっとユーモアのセンスを持っている。
そんな人物が首相に就任し、どう立ち回るのかが見物である。
基本的にはシリアスなシーンが多いが、 チャーチルのすっとぼけた(ユーモア)態度やだらしなさにクスッと笑わされます。
これをゲイリー・オールドマンが演じていると思うと改めて凄いな〜と思わされます。
映画「ダンケルク」と合わせて観ると更に楽しめると思います。
★こんな方にオススメ★
◉映画「ダンケルク」を好きな方、またはその映画自体は好きでなくとも当時の歴史が好きな方。
ちなみに私は映画「ダンケルク」はあまり好きな方ではありませんが、当時の”歴史に関して”は調べている内に好きになりました。
◉ゲイリー・オールドマンファンの方。
彼はこの作品でオスカー俳優に輝いていますし、ファンの方は絶対に観るべきです。
今回私は8点にしましたが、好みの問題なのでこの手のタイプの映画が好きな方は点数が大幅に上がると思います。
私の好きなタイプの映画ではないですが、非常に面白かったと思います。(疲れていたせいか、ちょっとコックリコックリしてしまったのは内緒・・・つまらなくてコックリした訳ではありません)
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【チャーチルという人物に興味が湧く】映画★
3 thoughts on “映画【ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男】ネタバレ無し&余談ありレビュー”