2018/10/3発売
「ミスミソウ」
※映画館では2018/4/7から上映開始
予告編はこちら↓
漫画「ミスミソウ」の実写映画です。
当時上映された映画館が少なかった為、円盤化してから観た方も多いはず。
私もその一人ですが、待ちに待ってやっと観ることが出来たのでレビューさせていただきます。
本作を観るにあたり、いくつか注意点がありますので、これから観ようか迷っているという方は参考程度にしていただければと思います。
※私は原作を知らないので、「原作知らない勢」のレビューとしてご覧ください。
※いつもの事ですが日本の俳優さんに関して知識がないので詳しい紹介は割愛させていただきます。
紹介は名前のみ羅列させていただきます。(敬称略)
監督:内藤瑛亮
原作:押切蓮介
出演者:山田杏奈(初主演)、清水尋也、大谷凛花、大塚れな、寺田農、etc
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中8.5点
◉【内容・あらすじ】
田舎町の無法地帯と化した学校に転校した野咲 春花(主人公の女の子)に対し、日常的に行われる組織的でエグいイジメだけでは済まさず、エスカレートした結果その家族までも手を掛けるという狂気の展開。
これは、全てを失った野咲のリベンジ劇である。
◉【注意点】
まず、この映画を観ようと思っている方はいくつか注意点がありますので気をつけましょう。
1.エグいイジメとグロい描写が多々あり。
2.胸糞レベルが半端ない。
3.バイオレンス要素満載で登場人物ほぼ全員狂ってる。
4.人によってはトラウマレベル。
◉【本作の特徴・魅力】
開幕から目を背けたくなるような壮絶なイジメが描かれており、耐性が無いとかなりきついでしょう。
これは漫画の実写化かつ映画でフィクションなので、ここまで酷いお話はないかもしれないが、実際にこれに近い事が起きていたとしてもおかしくないリアルな内容は決して他人事とは思えない気がする・・・。
歪んだ人物達、小さな田舎町の学校、環境などの条件が揃えば起こり得る話。
被害者(主人公)が起こした行動はアウトですが共感はできます。
加害者側は元から鬼畜というよりは、人格が歪む原因の1つとも言える背景も少しだけ描かれており、人間的な部分も垣間見えちょっと複雑な気持ちになった。
しかし悪魔は悪魔なので因果応報である。
降り積もる雪を血で染めるリベンジ劇は観ていて気持ちが良い。
前半胸糞レベルが高いので余計にスッキリします。
赤と白のコントラストの世界で描かれるバイオレンスは胸糞ながらも美しさを感じました。
狂気と美しさは紙一重なんですな。
ただ無慈悲な胸糞映画で終わってない点が良いです。
衝撃的で切ない映画でしたが、私は楽しめました。
特に気になる点やマイナス点などはないのだが、やはり前半の胸糞描写はややキツイ部分を感じる為、また観たいかと聞かれたら「うーん・・・」と答えてしまうかも。
観たいけども二度と観たくないシーンもある、そんな映画です。
そこが点数に大きく影響してます。
テーマ曲に関して。
タテタカコさんの「道程」という曲が本作にピッタリで、テンポがちょくちょく変わる曲なのですが一度聴いただけで好きになりました。
バイオレンスで切ない映画には合いそうにないノリなのですが、しっかり聴いてみると結構ピッタリだなと思います。
ちなみに円盤の特典映像の1つとして舞台挨拶時の映像を観ることが出来るのですが、そこで生歌も披露してます。
タテタカコ「道程」
★こんな方にオススメ★
【オススメ】
◉バイオレンス映画が好きな方。
◉リベンジ映画が好きな方。
※私は原作を知らないので原作好きにオススメ出来るかは不明です。
【逆にオススメ出来ない方】
◉イジメ被害を経験した方。
トラウマになったり、フラッシュバックが起こる可能性もあるかもしれないので注意。
◉思春期の方。
個人的に1つの作品としては良いのだが、強烈なので人によっては観ない方が良いと思われます。
元々年齢制限ありのR15+なので観たくても観れない方がいると思いますが、私が親なら絶対子供には観せたくありません。
かなりの衝撃作と言っても過言ではないです。
観る方はそれなりの覚悟をして観てください。
本作はDVDにも舞台挨拶の映像や、その他特典映像が入っている為お得感があります。
本編を観た後ちょっと癒されるので必見です!
主演の山田杏奈さんやその他出演者、監督の秘話なども楽しめるはず。
※基本的にはBlu-rayのみに特典映像が入っている事が多いです。
個人的には何度も観たいと言える映画ではないが、リベンジ映画が好きなので非常に楽しめました。
色々な意味で心に残る映画の1つになったかもしれません。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【イジメカッコワルイ(byマキシマム ザ ホルモン)な映画】★
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1 thought on “映画【ミスミソウ】ネタバレ無し&余談ありレビュー”