2018/4/3発売
「アトミック・ブロンド」
※映画館では2017/10/20から上映開始
予告編はこちら↓
ジャンル的にはスパイアクション映画となります。
1989年当時のドイツ・ベルリンが舞台のお話ですが、歴史に焦点を当てたお話ではありません。
しかし、当時の歴史を軽く知っていた方が更に楽しめる&混乱もしないと思いますので「内容・あらすじ」にて紹介いたします。
◉シャーリーズ・セロン(ロレーン・ブロートン役)
(役柄)
MI6の腕利き女スパイ。
ある任務でベルリンに向かう。
(役者)
皆さんご存知、超美人のシャーリーズ・セロン姐さん。
映画「モンスター」では体重の増量と特殊メイクと怪演で女優魂見せてくださいました。
そしてその作品で主演女優賞にも輝いている。
超美人のセロン姐さんとは思えないほどの容姿で、実在した人物の役を演じており当時話題になりました。
「マッドマックス 怒りのデスロード」では坊主姿で演じていたのも印象に残っている。
その他「イーオン・フラックス」「ハンコック」「スノーホワイト」「プロメテウス」などetc…と数々の映画に出演。
本作でも素晴らしい女優魂を堪能できる作品なのでファン必見である。
特に彼女のアクションシーンは瞬き厳禁!
◉ジェームズ・マカヴォイ(デヴィッド・パーシヴァル役)
(役柄)
ロレーンと同じくMI6のスパイ。
ベルリン(東ドイツ)で任務中である。
(役者)
当ブログにてレビューした「スプリット」に出演していたジェームズ・マカヴォイ。
他にも「ウォンテッド」「ペネロピ」「ヴィクター・フランケンシュタイン」などetc…に出演。
新作では「アンブレイカブル」「スプリット」のクロスオーバー作品や、X-MENシリーズ最新作「X-MEN ダークフェニックス」に出演するので非常に楽しみにである。
個人的には後者を特に期待しています。
◉ソフィア・ブテラ(デルフィーヌ・ラサール役)
(役柄)
バーでロレーンに近付く怪しげな謎の女性。
色々な情報を持っている。
(役者)
当ブログにレビューした「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」にも出演しているソフィア。
「キングスマン」では独特かつ魅了的なキャラクターを演じていたので気になった方も多いはず。
現時点での出演映画は多くないが、これから沢山の映画に出演するでしょう。
◉ビル・スカルスガルド(メルケル役)
(役柄)
ベルリンにいるパーシヴァルの協力者。
ロレーンにも度々手助けする。
(役者)
超イケメンのビル。
知っている人は知っているが、彼はなんと当ブログでもレビューした「IT “それ”が見えたら、終わり」で有名なキャラクターのペニーワイズを演じたお方である。
ちなみに、上記の「IT」の続編が予定されておりビルがペニーワイズを続投するとの情報も流れている。
他にも映画「シンプル・シモン」や海外ドラマ「ヘムロック・グローヴ」などにも出演しているが、今のところ出演作品はそんなに多くない。
現在27歳(今年28歳)と若く、イケメンで才能もあるのでこの先が楽しみな俳優である。
◉監督はデヴィッド・リーチ
なんとこのお方、6/1上映開始の「デッドプール2」を監督したお方である。
本作のクオリティの高さからして、「デッドプール2」の期待値はかなり高い。
彼が監督なら安心して観ることが出来ますね。
楽しみですね!
★内容・あらすじ★
★専門用語
MI6→イギリスの組織(ロレーン、パーシヴァル、ガスコインなど)
CIA→アメリカの組織(カーツフェルド)
KGB→ソ連の組織(バクティン)
DGSE→フランスの組織(デルフィーヌ)
★まずはじめに、当時の歴史を軽く説明します。
知識として知っていると話の流れが頭に入りやすい為です。
※注意→歴史メインの映画ではありません。
少し遡って第二次世界大戦中
当時ドイツは”ダンケルクの戦い”付近では猛威を振るっていたが、その後は色々あり敗れヒトラーは自殺→ドイツが降伏し、第二次世界大戦が終結(1945年)する。
※当ブログにてレビューした「ダンケルク」や「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でも第二次世界大戦(主にダンケルクの戦い)のお話は軽〜く説明してます。
その後の敗戦国ドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連に領地を占領された。
考え方の違いから西ドイツ側のアメリカ、イギリス、フランスと東ドイツ側のソ連が対立してしまい、その中で起きたのが本作でも言われる”冷戦”という状態である。
※世界大戦のようなドンパチする戦争ではない。
ちなみに冷戦当時のイギリス首相ウィンストン・チャーチルはその分断された状態を”鉄のカーテン”とも言っている。
まとめ
・冷戦は第二次世界大戦終結1945年からベルリンの壁破壊1989年の44年間続いた。
・当時のドイツは西ドイツと東ドイツに別れており、本作の舞台でもあったベルリンは東ドイツ側に位置している。更にそのベルリンは西ベルリン、東ベルリンに分けられており、西ベルリンは東ドイツ内にありながらも西ドイツ側の指揮下にあった。
・西ベルリン、東ベルリンは行き来が自由だった。
・東の暮らしでは自由度は低く、東ドイツから西ベルリンを通り西ドイツに亡命する人達が大勢いた→亡命を防ぐ為1961年にベルリンの壁が建てられる→西東ベルリンの行き来制限→1989年その壁が破壊→冷戦終結。
・ベルリンの壁は東ドイツ、西ドイツの間に建てられた訳でなく、東ドイツにある東ベルリンと西ベルリンの間に建てられた壁である。
ややこしいですよね(^^;)
以上、当時の歴史の軽い説明でした。
西東でお互いピキッており、緊張感漂う時代だったという事を分かっていただければと思います。
当時は色々な国が複雑に関わっているのでお話が少しややこしいですね(^^;)
本作のお話は実話でなくとも、本作で起きたような出来事が裏で日常的に発生していてもおかしくない時代だったと思います。
さて、こう見ると小難しい映画に思われがちですが、専門用語が出てきたり時代背景が分かりにくいというだけで特に難しいという訳ではありませんのでご安心を。
上記の歴史を知っただけで十分でしょう。
思う存分アクションを楽しんでください。
本作のあらすじ
1989年11月、ベルリンの壁崩壊間際
MI6のスパイのガスコインは重要なリストを手に入れていたが、KGBの殺し屋バクティンに殺されてしまうのだった。
バクティンはその情報を奪い姿を消す・・・。
一方、MI6のロレーンは情報収集能力や戦闘能力の高さを買われ、リストを入手するよう任務を受ける。
リストには現在活動中のスパイの情報が載っていた為、絶対に手に入れなければならない程重要だったのだ。
まずはベルリンにいるMI6の諜報員パーシヴァルと組みガスコインの遺体を回収しなくてはならない。
パーシヴァルに接触する為、西ベルリンへと飛んだロレーン。
そんな彼女を待っていたのは・・・。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中9点
◉本作の一番の魅力はアクションである。
シャーリーズ・セロンが演じる過激な格闘アクションは一切のスタントを使わず、自ら訓練し会得したものです。
それら全てのアクションのレベルが高いのだが、特に階段以降の過激な長時間アクションシーンは本作で一番輝く部分で、俳優陣、製作側共に力が入っていたと思います。
撮影方法もGOOD!
※「キングスマン」の教会シーン並みに印象に残るはず。
とくかくアクション、演技全てが超リアルで凄い!
女優のここまで凄いアクションはなかなか観れないはず。
シャーリーズ・セロンだからこそ出来たアクションだったと思います。
別の映画でもそうでしたが、シャーリーズ・セロンの女優魂には感服させられました。
◉スパイ要素
騙し騙され、陰謀ありの本格的なスパイ映画になっている。
それにアクションが加わっており見所は満載。
映画の舞台を当時の”複雑なドイツ”にした事で、スパイの存在とその魅力が更に映えたと思います。
劇中古い歌がいくつか使用されており、レトロな感覚も味わえるだけでなくノリも非常に良い。
◉時代背景に関して注意が必要
ある程度の歴史を知っていないと当時の時代背景が少し分かりにくい。
ドイツの”ベルリンの壁”崩壊間際のお話だが、歴史がメインのお話ではない。
しかし最低限何故壁があったのか、何故東と西で行き来したりするのか、何故色々な制限があったのかは当時の歴史を知らないとピンと来ない。
あらすじに当時の歴史を軽く説明しましたので、そちらをご覧になってから本作を観ると分かりやすいかもしれません。
★こんな方にオススメ★
◉シャーリーズ・セロンが好きな方、アクション映画が好きな方。
本作での彼女のアクションは一番の魅力です。
おそらくセロン姐さんが出演してきた数々の映画の中で一番ハードなアクション映画でしょう。
彼女は本作を超えるアクション映画を撮ることは難しいと思います(本作のレベルが高すぎる為)。
それぐらい出し切っている作品とも言えるので、ファンの方は絶対に観るべし!
◉ジェームズ・マカヴォイが好きな方。
◉スパイ映画が好きな方。
◉歴史好きで、特に当時のドイツのお話が好きな方。
格闘アクション好きな私は非常に楽しめました。
自信を持ってオススメしたいと思います。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【強く美しく華麗なスタイリッシュスパイアクション】映画★
|
|
3 thoughts on “映画【アトミック・ブロンド】ネタバレ無し&余談ありレビュー”