「僕のワンダフル・ライフ」
※英題は「A DOG’S PURPOSE」
※映画館では2017/9/29から上映されました。
犬の視点で描かれた感動不可避の”ヒューワン”ドラマである。
個人的には誰が主演とかいうのはなく、出演者全員が主演とも言える作りに思える。
最も有名な出演者といえばデニク・クエイド。
◉大人のイーサン役(デニス・クエイド)
デニスは初代「ドラゴンハート」主演や、名作「オーロラの彼方へ」、「エデンより彼方に」などでも有名。
その他多数の映画に出演。
※メグ・ライアンとも結婚していた時期もあります。
◉監督はラッセ・ハルストレム
あまり聞いたことがないと思うが、意外と有名な作品が多い。
「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」「サイダーハウス・ルール」「HACHI 約束の犬」などを監督しているが、原作が存在している物を映画化するのが上手い監督のようですね。
※本作「僕のワンダフル・ライフ」も原作とされているものが存在する。
★内容★
生きる意味は?何故生まれる?理由は?
そんな疑問持ちつつ、答えを探しながら転生を繰り返した”犬生”のお話。
イーサンとその母親は、車の中で弱っていた犬を助けた。
父親の許しを得てその犬を飼うことに決め、名前をベイリーと名付け、家族の一員になった。
ベイリーはイーサンと沢山遊び、ボールを空中キャッチする芸も覚え、絆も深まっていった。
イーサンは高校生になってもいつもベイリーと一緒にいた。もちろん寝るときもだ。
そんな中、ある事件によりイーサンは足に大怪我をし自暴自棄になる。
ベイリーのおかげで出来た彼女とも別れ、農場で塞ぎ込んでしまうイーサン。
足がよくなった頃、イーサンは農場から旅立つ事を決意する。
農場に戻ったのはベイリーの命が尽きる頃だった。
そしてベイリーは息を引き取り、転生する。
何度か転生した後、数十年後に再びイーサンに会い、疑問の答えを見つける・・・。
★見所、ポイント★
・まず、映画に出てくる犬全てが可愛い。
犬を飼っている方にしかわからない、犬あるあるに共感する事間違いなし。
・犬視点ではあるが、転生をする毎に変わる家族を含めた人生は美しく切ない。
1つ1つの家族の物語は短いものの、全ての家族や出演者が主演に思えるほど愛着が湧いた。それほど魅入ってしまう映画だったんだと観終わってから感じた。
・犬と人間の関係。
自分の都合で動物を飼い、自分の都合で動物捨てる人もいるし、飼った動物を家族同様に想い死ぬまで愛する人もいる。
どちらの人間も劇中には描かれていて非常にリアル。
切なさ、面白さ、笑い、暖かさ、色々詰まっています。
★評価★
点数で表すと10点中9.2点
・犬の存在の大切さを改めて感じた。
犬のお馬鹿さ、賢さ、可愛さなど全てが愛くるしい。
いつでも一緒にいてくれて、励ましてもくれるパートナーは「ペット」ではなく家族である。
犬側の意見と人間側の意見は食い違っていたりするが、人間側が信頼をすれば犬側も同じようにちゃんと信頼で返してくれる。
私も昔犬を飼っていた事があり、沢山共感するところが多々ありました。
・メジャーな俳優はほとんど使っていないにも関わらず、ここまで良い映画に出来たのは素晴らしいですね。
この映画は切ない所あり、ほっこりする所や、笑える所もあり、観終わってから良い映画だったと言えますし、人にオススメも出来る映画だと思いました。
基本的にパンフレットなんて物を買わない私が、映画を観終わってからパンフレットを買いにレジに行ってしまうぐらいオススメです。
・最後の感動。
転生毎の家族とのストーリーや犬のベイリーの犬生が切なくも美しく素晴らしいからこそ最後の感動があると思います。
必見です。
★こんな方にオススメ★
●犬が好きな方。
●動物を飼っている方。(特に犬を飼っている方)
●感動したい方。癒しを求めている方。
間違いなく感動すると思いますのでオススメ致します。
私は普段映画を映画館で観ない人間(基本発売してから家でゆっくり観る派)ですが、この映画の情報が初めて出たとき、これは絶対観たいと思い楽しみに待っていた映画です。
ストーリーを軽く見ただけでも面白いだろうなと思いましたし、予告編なども観て確信しました。
そして公開日初日に絶対観るしかないという結論に至りました。
結果、観て良かったなと思える映画ですし、本当に感動しました。
オススメです!
お子様も楽しめる映画だと思います。
※もしかしたら、生、死、転生の演出と概念がお子様の年齢によっては難しいかもしれません。
久しぶりの映画館で観た新作映画のレビューでした。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【強くてニューゲームする犬の映画】★
1 thought on “映画【僕のワンダフル・ライフ】ネタバレ無し&余談ありレビュー”