2018/1/27上映開始
「ダークタワー」
予告編はこちら↓
スティーヴン・キングの原作を元に映画化した「ダークタワー」です。
原作では7部構成(正確には7部+外伝で8部構成?)(他にも別巻がある)になっています。
本作は7部全てを圧縮して1つの作品にしたわけではなく、その長編の中から色々な要素を取り出して作られた映画になっていると言える。
なので原作を忠実に再現された映画というよりちょっと別物(映画版外伝シリーズ)と考えた方が良さそうである。
※私は原作を読んでいないので間違った解釈をしてしまっていたらすみません。(パンフレット参照)
ちょっと世界観が複雑なので予備知識として軽く説明します。
【世界や設定を軽く説明】
本作ではいくつかの世界がある。
◉ジェイク・チェンバーズや、その他の人間達がいる世界「根本原理世界」
※現実世界のようなもの。
◉ガンスリンガーのローランドや魔術師ウォルター達がいる世界「中間世界」
※非現実世界のようなもの。ファンタジックな世界。
そして宇宙も存在する。
宇宙を含む世界の中心にあり、その調和を守っているのがダークタワーである。
ダークタワーが消えた時、世界は宇宙から脅威にさらされる。
※ちなみにダークタワーダがメージを負うと、各世界にも異変が起きる(例えば地震など)。世界が連動している。
各世界はポータルというもので繋がっており、中間世界の人間が根本原理世界を行き来出来る(もちろん逆も可)。
◉イドリス・エルバ(ローランド(ガンスリンガー)役)
異世界(中間世界)の人間。
塔を守る為、ウォルター達相手に戦う。
ローランドはウォルターの幻術に耐性を持っている。
イドリスと言えば、多くの方々に認知されたのはおそらくMARVEL映画「マイティーソー」シリーズのヘイムダル役でしょう。
私も上記の作品でこの方格好良いなと思っておりました。
他にも「プロメテウス」「パシフィック・リム」「ルーザーズ」etc…などに出演し、「ズートピア」「ファインディング・ドリー」などでは声優も担当する。
海外テレビドラマでも活躍。
本作では2丁のリボルバー型の銃を扱うガンスリンガーを演じており、非常に格好良いので彼のファンの方は必見である!
原作者のスティーヴン・キングもイドリスがローランドのキャスティング候補として挙がった時「魅力的で悩むまでもない」と言っている。
◉マシュー・マコノヒー(ウォルター役)
異世界(中間世界)の人間。魔術師ウォルター。
特殊な能力で簡単に相手を殺すことが出来る。
ダークタワーを破壊しようとする。
本作怪しい謎の男ウォルターを演じるマシュー。
他にも「マジック・マイク」「インターステラー」「10日間で男を上手にフル方法」などetc…と沢山の映画に出演する。
俳優だけでなく「SING」「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」などでは声優も担当している。
「ダラス・バイヤーズクラブ」では約17キロ前後の減量をして役を演じ、数々の賞を獲得する。
個人的にマシューは、シャーリーズ・セロンのような役者魂を感じる。
本作での彼も見逃せない。
◉トム・タイラー(ジェイク・チェンバーズ役)
シャインという特殊な能力を持った子供。
異世界にいるローランド達の夢を度々観ており、その夢を絵に書き出す事を日課にしている。
現在リアル年齢16歳のトム。
主にテレビドラマで活躍している。この先他の映画にも出演が増えていくでしょう。
期待の若手俳優ですね。
◉監督、原作者
監督・脚本→ニコライ・アーセル
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を脚本。
本作では何度もミーティングを重ね、最終版の脚本は自分が書いたと語る。
監督するにあたり、原作者のスティーヴン・キングも全面的に彼に協力して作られている。
原作者→スティーヴン・キング
有名な小説家である。
「シャイニング」「ショーシャンクの空に」「IT」「グリーンマイル」「キャリー」「ペットセメタリー」など、その他etc…の超有名な作品が映画化されているが、その原作者は彼なのだ。
本作「ダークタワー」はスティーヴン・キングの全ての作品達の中枢的存在である。
この作品が彼の他の作品達に大きな影響を与えていると言っても過言ではない。(派生しているとも言える)
彼の作品は不思議なものが多い。
私もスティーヴン・キング作品映画は結構好きです。
★内容★
そのタワーが破壊される時、世界は終わる。
タワーは、ある子供の心で倒せると言われている・・・。
ジェイク・チェンバーズは父親が死んで依頼、謎の夢を観ていた。
その夢には、ガンスリンガーやタワーなど、別の世界などが鮮明に映し出される。
タワーを破壊しようとする黒衣の男、それを守るガンスリンガー。
子供達がある場所へ集められ、偽物の皮膚を被った連中により何かの装置に繋がれていた。
その装置では子供達から抽出したエネルギーを使いタワーを攻撃していたのだった。
ジェイクは観た夢を度々絵に書き出すが、母親とその交際相手は心配していた。
ある時、学校で問題を起こしてしまい、その結果施設で過ごす事を提案される。
そして施設から迎えに来る。
しかし、迎えに来た人間達はジェイクが夢で観た偽物の皮膚を被った者達だった。
それに気付いたジェイクはその場から逃げ出し、夢で見た場所を目指すのだった・・・。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中8点
◉本作の特徴、魅力
世界観は独特で、各キャラクターが魅力的。
スロースターター気味だが、スティーヴン・キングの世界観を見せる為にどうしても前置きが長くなってしまうというのは仕方がない事。
上記の通りだが、単純に設定やお話が面白いので問題ありません。
ただ、原作者のスティーヴン・キングを知らない方や、この手の映画を好まない方が観ると退屈に感じるかもしれない。
アクションが起きるまで時間が掛かるが、ファンタジックな世界で起きるそのアクションはテクニカルかつスタイリッシュで見応えあり!
神業的でCOOLなガンアクションを観ることが出来ます。
◉不満点
少し説明不足感がある。
そして、アクションはやや少なめ。
最大の魅力である神業的ガンアクションをもっと観たかったです。
上で書いた通りアクションが起きるまでちょっと長く感じるので、退屈&つまらないと思う方もいるはず。
もし続編があれば、きっと本作以上に魅せてくれるはずなので期待したいところ。
★こんな方にオススメ★
◉スティーヴン・キングが好きな方。
本作は原作者というだけであって直接監督などでは関わっていないが、スティーヴン・キング感が出ており、彼っぽさも楽しめる映画でもある。
◉イドリスやマシュー好きな方。
格好良い2人が演じるキャラクターは見所満載である。
◉ファンタジー映画が好きな方。
本作はアクション要素もあるが、どちらかと言えばファンタジー映画に属すると思います。
世界観やストーリー、キャラクターなどは非常に良く、個人的にはアクションも多ければかなりもう少し点数も上げられたかなと思います。
物足りなさがある為私の評価では8点ですが、この点数なら十分面白い方です。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【全てが魅力的なので絶対に続編希望な】映画★
4 thoughts on “映画【ダークタワー】ネタバレ無し&余談ありレビュー”