2018/10/19上映開始
「デス・ウィッシュ」
予告編はこちら↓
予告編(関西弁バージョン)はこちら↓
70年代から始まった映画「狼よさらば」シリーズが進化した現代版リメイクと言える本作をブルース・ウィリスが主演を演じている。
関西弁バージョンの予告編などもあり、宣伝に気合が入っているので是非注目していただきたい。
◉ブルース・ウィリス(ポール・カージー役)
(役柄)
職業は医者で家族想いの優しい父親。
そんな家族と幸せに暮らしていたが、ある時事件に巻き込まれる。
(役者)
映画好きなら誰もが知っているであろう超有名人。
「アルマゲドン」「シックス・センス」「ダイ・ハード」シリーズ、「アンブレイカブル」「シン・シティ」シリーズなどetc…と数えきれない程の作品に出演。
今後注目したいのは「アンブレイカブル」とジェームズ・マカヴォイが主演の「スプリット」とのクロスオーバー作品「glass(邦題未定)」に出演する点である。
最近のブルース・ウィリス出演映画の「マローダーズ 襲撃者」「バッド・ウェイヴ」を当ブログでレビューしましたが、残念ながらどちらも撃沈気味。
ですが本作の「デス・ウィッシュ」は個人的には久しぶりの当たりかと思います。
いつもの彼の役柄よりも遥かに優しさを感じる父親役ですが、心境の変化により残忍な面も垣間見えるギャップの激しいキャラクターを演じており見物です!
◉監督、その他出演者
監督はイーライ・ロス
「ホステル」シリーズ、「キャビン・フィーバー」「グリーン・インフェルノ」などのグロ系やホラー系がメインかと思えば、最近の新作では「ルイスと不思議の時計」などのファンタジー映画の監督も担当している。
今後も幅広く活躍していただきたいところ。
ちなみに私は「ホステル」シリーズが大好きです。
その他出演者
ヴィンセント・ドノフリオ、エリザベス・シュー、ディーン・ノリスなど
★内容、見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中8.5点
◉【内容・あらすじ】
銃犯罪が日常茶飯事に起きるシカゴ。
医者であるポール・カージーとその家族は幸せに暮らしていたが、そんな中事件に巻き込まれ悲劇が起きる。
◉【本作の特徴・魅力】
アクションが起きるまでが長く人によっては退屈に感じるかもしれないが、それまでの過程やドラマ要素、主人公の心境の変化なども注目して観ていただきたい。
よくある「リベンジして終了」な映画で終わってない点がGOOD!
これはある意味ヒーロー映画に分類されてもおかしくない。
ブルース・ウィリス演じるポール・カージーは非常に優しい親父であったが、事件後警察の捜査も上手く進まず頼れる人間が誰一人としていない。
憎しみや苛立ち、様々な感情を募らせた結果、内面に少しずつ変化が起き自らが裁きを下す処刑人へと変貌する。
死神のようにフードを被り悪を滅する、そんな彼の処刑方法や医者独特の拷問方法などが最大の見所である。
スッキリする事間違い無し。
あまりにも犯罪が多過ぎるせいか、警察がまともに機能していない。
本作は犯罪都市シカゴだけでなく銃社会のアメリカを軽く風刺った作品なのかもしれない。
◉【不満点】
ツッコミどころ満載である。
運が絡む演出、素人感丸出しでアナログすぎる主人公、極めてザルな警察。
この設定だととっくに捕まっているか死んでます・・・。
突っ込んだらキリが無いです(^^;)
ですがリベンジ映画はスッキリした者勝ちです。
ツッコミ所などはあまり気にせずリベンジを楽しみましょう。
★こんな方にオススメ★
◉【ブルース・ウィリスファンの方】
主観ですが、最近彼が出演した映画が全然ヒットしない中でも本作はなかなか面白かったと思います。
ブルース・ウィリス出演作では久しぶりの良作でした。
◉【リベンジ映画が好きな方】
特徴、魅力の方でも書きましたが、人によってはアクションを起きるまで長く感じるかもしれない。
ですがスッキリする映画でもあり、ちょっと変わったリベンジ映画かなと思いました。
「狼よさらば」シリーズといえば胸糞シーンですが、本作「デス・ウィッシュ」ではその類の胸糞シーンは一切ないのでご安心を。
リベンジ映画大好物の私からすれば、不満点もありましたが十分楽しめました。
オール関西弁の本編があるのならそちらでもう一度観てみたいのですが、残念ながら無さそう(^^;)
関西弁バージョンの本編上映を密かに期待して待ちたいと思います。
※元々上映箇所が多くないので無理かと思いますが・・・。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【警察が無能すぎた結果ヒーローが誕生してしまう映画】★
3 thoughts on “映画【デス・ウィッシュ】ネタバレ無し&余談ありレビュー”