2019/12/4発売
「超 感染 ファイナル・デッド」
予告編はこちら↓
※韓国ゾンビ映画の「新感染 ファイナル・エクスプレス」ではありませんのでご注意を。
★内容、見所、ポイント、評価★
点数【6.8/10点】
発売:ハーク
販売:ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント
◉【本作の特徴・魅力】
まず初めに・・・。
盛りすぎ!パクリすぎ!!!
予告動画に記載されている「アジア初の新感覚ゾンビ・エンタテインメント」と言えるほど新感覚でもなければエンタメも強調する程でもないし、アジア初は(?)だし、タイトルもパッケージも韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」にそっくりだし(^^;)
タイトル&パケ&キャッチコピーで釣らないと特に話題にもならず注目してもらえないだろうという事でこういう戦略を用いたのでしょう。(あるある)
多分私もこのタイトルとパッケージじゃなければ観ていなかったかも・・・。
パッケージ比較画像はこちら↓(リンク先は楽天ブックス)
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さて、肝心の内容は・・・。
とあるホテルに会合のため訪れたメンバー達に起こる悲劇。
突如現れた何者かに次々に襲われ逃げ惑う人々。
ホテル内は謎の感染者で溢れかえり、やがて会議場にも魔の手が忍び寄る。
はたして生存者達はホテルから無事脱出し安全地帯へ辿り着く事ができるのだろうか?
大まかな流れはこんな感じ。
感想・・・。
パッケージとタイトルのパクリ具合からしてB級感漂う“ふざけたパロディ映画”かと思いきやも、意外と真面目に作られており悪くなかったかなという印象でした。
ゾンビあるあるな脱出&逃走劇で特に目新しさなどは無いが、サバイバー達のそれぞれのストーリーや人間の本質を描いたドラマが素晴らしい。
本作の一番の魅力はこのエモーショナルな人間ドラマで、韓国ゾンビ映画「新感染」レベルに近いものを感じる。(擬似しているのはタイトル&パッケージだけではなかった^^;)
エンタメ要素でもある“落ちこぼれ主人公”のヘタレ具合で開幕から笑わせてくれるのだが、そんな彼の過去や人格描写には軽く目頭熱くさせられるし、ゾンビ映画に欠かせない悪意を持った人間達の描写もなかなかGOOD!
ただ、せっかくドラマ要素が良いのに「ご都合主義な展開の連続」と「ゾンビのクオリティ」が足を引っ張り感動が軽減された感は否めない。
特にゾンビのクオリティに関してはグロ要素は皆無だし、美術的な問題として腕だけ血色良い奴もいたりと肝心のゾンビ関連(ホラー演出)に力が入ってないように感じてしまった。
ゾンビ映画を見慣れてる側としては非常に残念な点ですね・・・緊張感も薄くもったいない。(よく言えばゾンビ系映画やグロ苦手な方でも楽しめる作品)
エンタメ要素もゾンビ蔓延までのほぼ序盤だけだし、宣伝文句でもある「新感覚ゾンビエンタメ」というのもやはり盛りすぎにしか思えない。
人間ドラマは一級品だが、ゾンビ関連やアクションは間違いなくB級。
◉【最後に】
ゾンビ映画大好物の私が爆死覚悟でパケ買いしましたが、想像よりも面白い作品でビックリ。
だいたい意図的にパッケージやタイトルをパクる作品は総じてゴミ映画だったりするのですのですが今回は比較的当たりでした。(期待値低過ぎた可能性も否めない)
まぁただ個人的には本作よりも韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の方が圧倒的に上なんですけどね・・・。あまり比較したくないけど、タイトルやパッケージがあまりにも類似しているから比較せざるを得ないですよね(^^;)
6.8/10点は私のブログでは低い方なのですが(8点が基準点)、ドラマ要素は素晴らしいので軽めにオススメしたいと思います。
これから韓国ゾンビ映画「新感染」を観ようと検討している方は、タイトルもパッケージもそっくりな本作「超感染」と間違えないよう気をつけてくださいね。
それではこの辺で〜、ありがとうございました。