2018/4/11発売
「ゲット・アウト」
※日本の映画館では2017/10/27から上映開始
予告編はこちら↓
ジャンル的にはスリラー、サスペンス、ホラー映画ミックスさせたような映画です。
個人的にはホラー寄りに思えたので「ホラー映画」にジャンル分けさせていただきます。
◉ダニエル・カルーヤ(クリス役)
(役柄)
彼女ローズの両親の元へ一緒に行き挨拶をする予定。ローズは白人だが、自分が黒人だという事で嫌われないか不安になるクリス。
(役者)
パッケージでインパクト大な顔芸を晒し購入意欲をそそるのはダニエル・カルーヤ。
本作を観れば彼の顔芸の意味がわかります。
私も同じ顔になりました多分(笑)
最近の新作では「ブラックパンサー」にも出演者し知名度が更に上がっている。
他にも「ボーダーライン」「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」「ビトレイヤー」などにも出演。
今のところは出演作品が少ないがこれから大幅に増えるでしょう。
ちなみに彼はアメリカ人ではなくイギリス人です。
◼監督、脚本、製作を担当したのはジョーダン・ピール
コメディアンのジョーダン。
猫の声をキアヌリーブス担当した映画「キアヌ」では主演だけでなく製作や脚本なども担当している。
本作はそんな彼の初監督作品である。
監督デビュー作にしては神がかってます。
そして「ヴィジット」「スプリット」「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ、「パージ」シリーズなど数々のスリラー、ホラーに関わってきたジェイソン・ブラムも製作に加わっている。
★内容★
自宅にて彼女のローズを待つクリス。
2人はローズの実家に挨拶に行く予定だが、彼が黒人だという事を両親に話していなかったようでクリスは差別されないか不安だった。
そんな中、犬のシドを友人のロッドに預けて彼女の運転で実家へと向かう事になる。
実家に到着し挨拶するとローズの両親は黒人に対して偏見などは全くなく、クリスの心配とは裏腹に差別的な扱いは受けずに済む。
そのまま家の中を案内されるが、ジョージーナとウォルターという黒人が2人いることに気付く。
何故かその家に黒人が使用人として仕えていた事が気になってしまったが、その後も不審な事や不可解な事が起き、クリスは再び不安に襲われるのだった・・・。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中9.2点
◉本作の特徴、魅力
彼女の実家に挨拶に行ったら不可解な現象や謎の出来事に巻き込まれるお話。
霊的なホラーではなく人間的なホラーです。
ジョージーナやウォルターが特に独特で、本作の不気味な要素の1つにもなっており恐怖を引き立てる存在でもある。
人種差別問題にも関係しており、黒人差別の恐怖も同時に描かれている。
最近のアメリカでは今まで根強く存在していた人種差別問題が更に目立ってきているが、本作はそんなアメリカ社会に対しての風刺を効かせた内容にもなっている。
(大統領が差別主義者のトランプになってからアメリカの差別問題が更に激化したように思える・・・)
何やらカルト的な怪しい雰囲気かつ、不可解で何が起きているのかわからない不気味な恐怖を味わう事が出来ます。
背筋がゾーッとするような映画でした。
組織的な力には無力すぎて絶望感しかない・・・。
しかし無慈悲な絶望映画ではなく胸糞感はそこまで強くないのでご安心を。
あまり書くと察しの良い方にとってはネタバレに感じるはずなのでこの辺で・・・。
★こんな方にオススメ★
◉ダニエル・カルーヤが好きな方。
彼の顔芸は見逃せない。良い演技力でした!
パッケージだけ見るとただ顔芸しているだけですが、実は結構イケメンだったりします。
◉スリラー、ホラー好きな方。特に人間的なホラーが好みの方。
不気味で非常に怖いです。
本作に似たような雰囲気の「マーターズ」という絶望胸糞カルト映画がありますが、そんな映画が好きな方にも是非。
久しぶりに良いスリラー&ホラー映画を観ることが出来ました。
かなりの良作だと思います。
自信を持ってオススメ致します!
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【気付いたら自分も顔芸になっていた】映画★
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1 thought on “映画【ゲット・アウト】ネタバレ無し&余談ありレビュー”