2018/4/13上映開始
「パシフィック・リム アップライジング」
予告編はこちら↓
ギレルモ・デル・トロ監督作品「パシフィック・リム」の続編です。
本作での監督は別のお方ですが、製作の方にデル・トロの名前が入っているので一応関わってはいるのでしょう。
本作では主要機体のイェーガーは4体出てきます。(イェーガーは他にもいます)
前作のジプシー・デンジャーの後継機ジプシー・アベンジャーとセイバー・アテナ、ブレーサー・フェニックス、タイタン・リディーマーである。
フィギュアも発売しているので気になる方は要チェック。
前作の登場人物が数名出演する為、本作を観る前に先に前作を観ることをオススメします。
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◉ジョン・ボイエガ(ジェイク・ペントコスト役)
(役柄)
前作の英雄スタッカー・ペントコストの息子。
ある事でアマーラという女性と一緒に捕まってしまう。
(役者)
スターウォーズシリーズ「スターウォーズ フォースの覚醒」で人気となったジョン君。
まだ今年26歳で期待の若手俳優である。
つい最近、本作の宣伝の為ジャパンプレミアにて来日しており、東京で「ネオジオング」のガンプラ約27000円相当を購入した写真もUPし話題にもなった。
日本のオタク文化を満喫していたご様子。
さて、そんなジョン君は現時点での出演作品は少ないが「スターウォーズ 最後のジェダイ」「ザ・サークル」「デトロイト」などにも出演している。
これから沢山の映画に引っ張りだこのはずなので、彼を見る機会が増えるでしょう。
楽しみですね!
◉スコット・イーストウッド(ネイサン・ランバート役)
(役柄)
ジェイクとは顔見知り。
訓練生を指導する真面目で熱い男。
(役者)
イケメンのスコット。
彼の父は誰もが知っている超有名人クリント・イーストウッドである。
目の周りがそっくり。
父イーストウッドとは「人生の特等席」「グラン・トリノ」「インビクタス 負けざる者たち」などで共演している。
スコットは他にも「スーサイド・スクワッド」「スクランブル」「ワイルド・スピード ICE BREAK」「スノーデン」などetc…に出演。
◼その他出演者、監督
◉ジン・ティエン・・・当ブログにでレビューした「グレートウォール」にも出演。
◉菊地凛子・・・前作に引き続き出演。染谷将太さんの奥さんである。
◉新田真剣佑・・・「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」にも出演
監督はスティーヴン・S・デナイト
前作はギレルモ・デル・トロ監督だったが、今作はデル・トロから引き継ぎ彼が監督することになった。
主にドラマ版「デアデビル」や、こちらも同じく海外ドラマの「スパルタカス」などをドラマ関係を担当しているお方です。
★内容★
舞台は前作から10年後・・・
海底の裂け目が閉じてから10年が経過し世界は平和を取り戻した。
破壊された街の復興や、いつ再来するかわからない怪獣達に対抗する為に新しいイェーガーなども開発されており、パイロットの訓練も同時進行していた。
そんな中、ジェイクは拾ってきた物や部品などを売って気ままに過ごしていた。
ある時物資を調達しに行くと何者かに先を越されてしまい取引先とトラブルになる。
犯人を追跡した結果1体の小型イェーガー”スクラッパー”とアマーラという女性に出会うが、ジェイクは跡をつけられていたようで追っ手が迫る。
2人は追っ手から逃げるためにイェーガーに乗り込み逃げるが、許可なくイェーガーを乗り回していた為に巨大な警備ロボット”ノーベンバー・エイジャックス”に逮捕されてしまう。
前科者だったジェイクは逮捕を免れる条件としてアマーラと共に軍に再入隊するのだった・・・。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中7.9点
⬛本作の魅力
◉前作では何処からともなく現れた謎の怪獣と戦い地球を守るお話だったが、本作ではその10年後を描いており、町の復興だけでなく怪獣が現れた時の為にイェーガーを作り兵士の訓練をし備えている。
10年である程度状況は変わり、個性的なイェーガーも増えた為戦闘での期待値が上がる。
ゲームの「スーパーロボット大戦」に似たような興奮を感じますね。
◉肝心のアクションは前作よりもド迫力かつスタイリッシュに超進化しており見所満載である。
前作では全体的にちょっともっさりすぎて気になってしまったが、個人的にはその点は大分観やすくかった。
そして本作新しく増えた個性豊かなイェーガー達が魅力的で、それぞれしっかり名前まで付いている。(しかし不満点があるので後ほど)
怪獣と戦う時のチームワーク感が最高です。
◉日本を舞台にしたイェーガーVS怪獣の戦闘シーンが最大の見せ場。
子供向け特撮映画では色々な事情により街や建物をなるべく壊さないよう大事にするが、本作ではそんな事はお構いなし、容赦なしで街を豪快に破壊してくれます。
ここまでやってくれると気持ちが良い(笑)
◉その他、前作のキャラクター達が出演するのもGOOD!
※しかし前作に引き続き出演すると期待していた方が出演しないのは逆に気になる点
◼不満点
◉まず予告編でVince Staples の曲「War Ready」と、今は亡き2Pacの曲「Untouchable」がテーマ曲として流れていたが、本編では劇中どころかエンディングにも流れなかった。
個人的にこれが一番の不満点。
あれだけ魅力的なアガる曲を予告編で使っておいて、本編で使わないってどういう事・・・。
アガる曲はいつ来るのかと期待して待っていたが、最後まで流れる事は無かった。
◉4体のイェーガー達は個性があり魅力的ではあるが、その内の3体の扱いが酷い。(パイロットも含め)
唯一の見せ所が日本を舞台にしたイェーガーVS怪獣の戦闘だが出番はやや少な目。
もう少しそれぞれの活躍と力を見せつけて欲しかった感は否めない。
魅せ方によっては観客はもっとアガったはずだが、これでは物足りない。
もっと胸熱な展開を観たかったが私はアガり切らなかった。
その結果、絶賛とは程遠く「普通に面白かった」という感想に至った。
名前まで付いた各イェーガー達のフィギュアを発売した割には魅力を前面に出し切れていない為、人気もそこまで出ないだろうしコアなファンしか買わないだろう。
◉ジェイクとアマーラ以外は、影が非常に薄くパイロットにも関わらず使い捨て感が半端ない。
特に真剣佑さんとかはほとんど映らないし、映ってもどれに乗っていたのかさえ定かではない。(アジア人は他にもおり、ヘルメット被ると見分けるのが非常に困難)
怪獣の強すぎる設定が所々に支障が出ている気がするし、その他突っ込みどころ満載だが、細かい事はあまり気にせず単純に巨大ロボットVS巨大怪獣というロマン溢れる素晴らしい戦いを楽しめば良いと思います。
ちなみに2Pacの曲「Untouchable」とVince Staples の曲「War Ready」は以下の通り↓
★こんな方にオススメ★
◉前作「パシフィック・リム」が好きだった方。
アクションに関しては前作が好きなら間違いないでしょう。オススメします!
◉ロボットやら怪獣が出てくる映画が好きな方。
主に男性の方がハマりやすいと思います。
お子様も楽しめるでしょう。
◉ジョン・ボイエガ、菊地凛子さんが好きな方。
菊地凛子さんに関して、日本の俳優さんは基本自分の役は自分で吹き替えをする事が多かったりするのだが、何故か林原めぐみさんが吹き替えしており面白い。(ここも突っ込みどころ・・・前作からですが)
その他豪華な声優陣ですので声優目当てに観るのもありかと思います。
芸人のメイプル超合金なども声優として参加している。
新田真剣佑さんが好きな方は、出番が極端に少ない為あまり期待して観てはいけません。
不満点が目立ちますが普通に面白い映画でした。
決して駄作などではありませんが、他に魅力的な映画は沢山あるかなと・・・。
これから観る方は、深く考えず気軽に観ることをオススメ致します。
前作で強めだったエヴァンゲリオン感はやや落ち着いてはいるが、やはりなんとなく似ている部分があります。
「注意点」
※予告編のテーマ曲に期待して観てはいけない。
※突っ込み所多すぎだが細かい事を気にしてはいけない。
そんな映画でした。
以上、私のレビューはこんな感じになりました。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【難易度HARDでバランス悪いリアルスーパーロボット大戦】映画★
2 thoughts on “映画【パシフィック・リム アップライジング】ネタバレ無し&余談ありレビュー”