2018/9/28上映開始
「クワイエット・プレイス」
予告編はこちら↓
ジャンルとしてはホラー映画です。
◉エミリー・ブラント(エヴリン役)
(役柄)
一家の母親。
陰ながら夫と子供達を支えている。
(役者)
本作では相変わらず流石としか言えない演技力を見せつけてくれたエミリー。
「プラダを着た悪魔」「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「イントゥ・ザ・ウッズ」などetc…と非常に沢山の映画に出演してきている。
現在まだ35歳とお若いですが、これからもその才能と美しさを武器に人気作品に出演してもっともっと有名になっていただきたいお方です。
※ちなみに私は「プラダを着た悪魔」にて、脇役でありながらも格好美しいキャラクターを演じていた彼女の存在を始めて認知しました。
新作映画では2019/2/1に「メリー・ポピンズ」の続編「メリー・ポピンズ リターンズ」に主演としてメリー・ポピンズ役を演じる点に注目してほしい。
他にもメリル・ストリープ、コリン・ファース、ジュリー・ウォルターズなどのメジャーな方々も出演するので気になる方は多いはず。
※ちなみにメリルとは「プラダを着た悪魔」で共演してます。
本作ではジョン・クラシンスキーと夫婦役で共演しているが、実際に夫婦である点にも注目していただきたい。
エミリーは監督、脚本、製作総指揮に関わるジョンが夫だった為、本作のキャラクターや設定などの詳細を綿密に相談し合う事ができ、そして夫婦だからこそ本作の方向性とビジョンを共有し完全に理解していたのでしょう。
その結果が本作の彼女の演技のクオリティに繋がっているのだと思います。
◉ジョン・クラシンスキー(リー役)
(役柄)
一家の頼れる大黒柱。
とある出来事から娘との関係はあまり上手くいってない。
(役者)
本作に出演しているだけでなく、監督、脚本、製作総指揮までも担当したジョン。
リアル妻のエミリーとは夫婦で初共演となる。
他の映画では「デトロイト」「恋するベーカリー」「13時間 ベンガジの秘密の兵士」などetc…に出演、そして声優やテレビシリーズでも活躍する多彩な才能をお持ちのお方です。
◉ノア・ジュプ(マーカス役)
(役柄)
性格は気弱で臆病。
聴覚障害を持つリーガンという姉がいる。
(役者)
気弱で臆病だが、家族の為に成長する男の子を演じて見せてくれたノア君。
当ブログでもレビューした映画「ワンダー 君は太陽」に出演しており人気と知名度を獲得したはず。
上記映画の主演であるジェイコブ・トレンブレイ君に続き、これからも色々な映画で活躍していただきたいですね。
他の新作では「サバービコン 仮面を被った街」にも出演している。
◉ミリセント・シモンズ(リーガン役)
(役柄)
マーカスの姉。
聴覚障害を持っている為、手話での会話が基本となる。
(役者)
役柄だけでなく、ミリセント(ミリー)自身も聴覚障害を持っており実際にも手話で会話している。(喋れないわけではない)
本作で共演したノア君にも手話を教えてあげたそうです。
ミリーは他にも新作「ワンダーストラック」に出演しており、その特別映像では彼女が喋る映像も観る事が出来ます。
本作のリーガン役のキャスト選出にあたり、本当に聴覚障害を持っている方に演じさせる事は決まっていたらしく、その結果才能豊かなミリーが選ばれたようです。
彼女にしか演じることが出来ないリアルな演技とキャラクターは本作で最も強い印象を残しており、ある意味キャストの中で一番輝いていたとも言える。
※吉本芸人の「ガンバレルーヤよしこ」に似ているなんて思ってごめんね。
聴覚障害の為、出演できる映画は限られてしまうかもしれないが、その手の役を演じさせたら彼女を超える者はいないかもしれない。
いつかまた他の作品で拝見できることを楽しみにしたいと思います。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中9点
◉【内容】
音を立ててはいけない絶望的な世界で生き抜く家族をメインに描いた新感覚ホラー。
◉【本作の特徴、魅力】
絶望的な世界かつ最悪な状況で生き抜く家族。
音を立てると正体不明の何かに襲われる為、開幕から絶対に音を立ててはいけない状況になっており、常時慎重で緊張感張り詰めた状態が最後まで続く。
上記の仕様からして、基本的には物静かな映画である。
しかしそんな中で何度も音とタイミングにビックリさせられたりヒヤヒヤさせられます。
静寂が長く続く状況だからこそ恐怖が倍増する演出になっているので心臓が弱い方は絶対に観てはいけません(^^;;
人によっては心臓をダイレクトに攻撃してくるハートアタック映画なのでご注意を。
ただのホラーかと思いきや「家族」もテーマの1つとなっており、恐怖感だけでなく家族愛に泣かされる事になるでしょう。
◉【気になる点、注意点】
音を立ててはいけないお話なので劇中基本的に静かです。その為劇場内での音が目立ってしまう事もあるせいか、他のお客さんがいつもより気を使っていて静かな気がします(´ཀ`)
いつもならポップコーンを口を開けながら咀嚼する方がいてイラッとしてしまうところですが、そこら辺も気を使っているのか全然静かでした(^^;;
私自身、体勢を少し変える為椅子を座り直したりしますが、あまり音を立てないようにと気を使いました。
そんな映画ですので、人によっては疲れるかもしれません。
咳払いなども我慢しがちになってしまいます・・・。
劇中の夫婦の件で最大限にツッコミたい所がありますが、ネタバレになってしまう為伏せます。
★こんな方にオススメ★
◉ホラー映画が好きな方。
ハリウッドホラーあるあるですが、音とタイミングの恐怖を味わえます。
純粋なホラーというよりはSF、スリラー、ホラーが混ざったようなタイプの映画でしたが怖い事は確かです。
◉出演俳優が好きな方。
本作では演技力が試される映画になっており、俳優達の演技が際立つ仕様です。
エミリー・ブラント夫妻、ノア君、ミリーちゃん、出演者全員が素晴らしい演技力を見せてくれるので気になる方は必見。
逆にオススメ出来ない方は、ビックリが苦手な方、心臓が弱い方。
個人的には想像していたホラーではありませんでしたが、なかなかスリルがあり面白かったと思います。
オススメなホラー映画です!
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【ハリウッド版ガキ使「絶対に音を立ててはいけない家族24時】★
2 thoughts on “映画【クワイエット・プレイス】ネタバレ無し&余談ありレビュー”