2019/8/2発売
「サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-」
予告編はこちら↓
公開当時新宿ピカデリーで鑑賞したのですが、忙しくてレビュースルーしてしまった作品。
円盤発売を機に何故かまた観たくなり、自宅にて2度目の鑑賞後レビューとさせて頂きます。
ジャンル的にはミュージカル映画に属すると思うが、当サイトでは実話系映画に仕分させていただきます。
※本作は実話を基にして作られています。
★内容、見所、ポイント、評価★
点数【9/10点】
◉【本作の内容・特徴・魅力】
学校では虐められ、家庭環境も複雑で誰にも理解される事のない孤独な少年ユリシーズ。
そんな彼が土曜の教会(サタデー・チャーチ)の存在により救われるという実話のストーリーです。
本作は、自分自身の気持ちに気付く事が出来ず彷徨っていた少年の苦悩と現実をリアルに生々しく描くと共に、LGBTQに悩む同胞達へ強いメッセージを込めた作品になっている。
これぞサタデーナイト・チャーチ版「This Is Me」だ!
終始落ち着いており、静かで控え目なミュージカルチックに仕上げた映画ですので、ミュージカル映画が苦手な方でも比較的観やすいかと思います。
唐突に入る独特なミュージカルモードでは、登場人物達の悲痛な心の叫びをそのまま歌詞で分かりやすく表現しており、ダイレクトに胸に強く突き刺さる。
特にラストの歌の歌詞には感動し号泣。
一部のウザキャラの存在により胸糞な点が多々ある映画だったが、それらを軽く吹き飛ばすほどの強いメッセージが込められた最後の1曲に全て持っていかれました。
主人公ユリシーズ役のルカ・カイン君の表情一つ一つの微妙な変化など、非常に繊細な演技がリアル感を引き立てており、LGBTQのどれにも属さない私でも強く共感してしまう程に心動かされる作品でした。
★こんな方にオススメ★
◉同じように悩んでいる方々にオススメ。
国や環境が違えど、本作のメッセージ性に多少なりとも救いを感じるはず。
世の中から偏見や差別、セクシャル(セクシュアル)マイノリティの壁が無くなり、誰も苦しむことのない世の中になると良いですね。
同じ悩みを持たずとも、こういう方々が実際にいるという事を理解する為に観ても良いと思います。
実は本作の事は公開当時全くのノーマーク&名前すら聞いたことがなかった映画で、「アリータ:バトル・エンジェル」を観に新宿ピカデリーに行ったものの、ギリギリ間に合わず時間の都合上仕方なく鑑賞したー映画でした。
たまたま観た映画がここまで心動かされる素敵な映画だったなんて・・・。
今回無事円盤を購入し2回目を鑑賞しましたが、歌も素晴らしいのでサウンドトラックが欲しくなりました。
しかし、残念ながらサントラの販売はされておらず、現在デジタルミュージック(有料配信)でしか聴く事が出来ません。
「サタデーナイト・チャーチ」で調べても出てきませんので、原題の「Saturday Church」で調べてみてください。
6曲しかありませんが、iTune StoreやAmazonのデジタルミュージックなどで見つかると思いますよ。
私はAMAZONでダウンロード購入しました。
値段は6曲セットで900円でした。
さて、ジャンルがジャンルなので好き嫌い分かれるかもしれないが、私は本作を超絶オススメしていきたいです。
ただし、誰かと一緒に観ると気まずくなるかもしれませんのでご注意を(^^;)
それではこの辺で、ありがとうございました。
日本盤はどうやらBlu-rayは販売されておらずDVDのみ?のようです↓
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1 thought on “映画【サタデーナイト・チャーチ】ネタバレ無し&余談ありレビュー”