2019/9/18発売
「シシリアン・ゴースト・ストーリー
※映画館では2018/12/22公開
予告編はこちら↓
イタリアで実際に起きた誘拐事件を幻想的に描いた作品です。
当ブログでは実話系映画にジャンル分けさせて頂きます。
基本的に私のレビューは、本作をまだ観ていない方or観ようか迷っている方orどんな映画か軽く気になるという方向けのライトなレビューです。語彙力皆無ですが、宜しくお願い致します。
★内容、見所、ポイント、評価★
点数【6/10点】
◉【本作の特徴・魅力】
13歳の少年ジュゼッペに想いを寄せる同級生の少女ルナ。
突然姿を消した彼を探し出そうとするお話で、ジャンル的にはラブストーリーであるが、ラブストーリーというより、むしろクライムサスペンスラブファンタジー(適当)と言ったところか。
本作は美しくも切ない幻想的な映画で、系統で言えば「パンズ・ラビリンス」系です。
予告編を観なくともタイトルの「シシリアン」「ゴースト」だけでだいたいは想像出来る内容ではありましたが、中には想像を遥かに絶するエグい描写もあります。
「パンズ・ラビリンス」のようなクリーチャーやグロ要素は皆無だが、内容は極めて重く、とあるシーンの抽象的な描写が逆にリアルでトラウマ級にキツイ。(何も考えずに観るととっても綺麗なシーンなんですけどね・・・)
私はこんなエグいシーンを他の映画で見たことありません。
しばらく引きずること間違いなし。
少年ジュゼッペは一体何処へ消えた?というミステリー要素に、そんな彼を絶望的な状況のなか決して諦める事なく執念で探し出そうと乙女心を感じるラブストーリー、そして強気な彼女の行動力は素敵ではあるものの無知&無謀過ぎてヒヤヒヤと危ないスリルも加わり、これはもうクライムミステリーサスペンスラブファンタジックスリラーですね。(何言ってるんだこいつは)
単純に1つの事件を描いただけでなく、様々な要素を加え↑のようなジャンルに昇華させた作品ということを言いたかっただけです(^^;)
下手すると更に悲惨なお話になり兼ねない事件だったのではなかろうかと、鑑賞後余韻に浸りながら改めて思いました。
この手の類のお話はイタリアに限った事ではないですが、話として聞くよりも実際映像として観ると全然印象が違い恐ろしさが倍増しますね。
忘れたくても忘れられません・・・。
主人公達のそれぞれの想いを考えると胸が苦しくて窒息しそうになります。
今年観た映画の中で最もキツイ部類の一本でした。
◉【最後に】
個人的には近年稀に見る強烈なトラウマ描写により色々な意味で心に残る映画でした。
ちなみに私は一般的にトラウマ系、鬱系と言われる映画「ミスト」はそれほどダメージを受けなかったタイプの人間でして、どちらかと言えば「パンズ・ラビリンス」の方がキツイ派です。
「パンズ・ラビリンス」系が好きな方にはオススメ出来るかもしれませんね。
勇気のある方は是非チャレンジしてみてください。
きっと忘れられない1本になる事でしょう・・・。
それではこの辺で!
ありがとうございました。
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1 thought on “映画【シシリアン・ゴースト・ストーリー】ネタバレ無し&余談ありレビュー”