2020/2/5発売
「セーラ 少女覚醒」
※日本では2019/7/26から上映開始
予告編はこちら↓
リメイク版「ペット・セメタリー(2019)」の監督であるケビン&デニス監督脚本作品。「MAMA」の続編にも携わるとか。
上映作品としてのタイトルは「セーラ 少女のめざめ」のようだが、円盤では「セーラ 少女覚醒」として販売されている。
監督:ケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー
販売元:アメイジングD.C
★内容、見所、ポイント、評価★
点数【5.8/10点】
◉【本作の特徴・魅力】
まず、タイトルの「少女のめざめ」「少女覚醒」でもどちらでも良いが、全然少女ではないタイトル詐欺。(しっかり大人の女性です)
パッケージ上部には大きく「最高にスタイリッシュな傑作ホラー」—–イーライ・ロス—–
と書かれているので、パッと見イーライ・ロスが監督しているのかと思ってしまい期待を込めて購入したが、よく見ると下の方(タイトル真上)に小さく「ペット・セメタリー(2019)」監督のケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤーとも書かれていた・・・。
内容や詳しい説明文などをよく見ずにパケ買いした私が悪い(^^;)
イーライ・ロス監督作目当ての方はご注意を。
テイターズというお店で働きながら、スター(役者)を夢見てオーディションに参加する日々を送る主人公セーラ。厳しい現実の中で訪れたチャンスを手にする為、悪魔に魂を売ってしまうのだった・・・。
本作はそんなセーラが夢を追い求めるが故に盲目的に行動する姿や葛藤を描いたホラー映画です。
”奴ら“が彼女の奥底に眠る“何か”に見出し、ジメジメと気持ちの悪い方向へと進行させ、次第に恐ろしい姿へと変貌する様が痛ましい。
セーラというキャラクターのギャップや、人間の本質を上手く引き出そうとする描写は面白いとは思うが、約98分の作品でありながら序盤の1時間は無駄にゆっくり過ぎるスロースターターっぷりには退屈間違いなし。(残り30分ぐらいから急に面白くなります)
彼女に何が起きているのか?一体どうなっているのか?大きな謎を残しながら進行し、結局最後まで分からずモヤモヤしてしまう点には残念。
難解過ぎて謎なわけではなく、単純に何が起きたかのか描かれない。
個人的にはそこが一番気になったところ・・・。
◉【最後に】
私はリメイク版「ペット・セメタリー(2019)」も去年鑑賞済みですが、ジメジメ具合も何となく似ているので、これがケビン&デニス監督の特徴なんだな〜と思います。
今後もホラー作品に関わってくると思いますので、彼等の名前も覚えておくと良いかもですね。「MAMA」の続編にも携わっているとか。
ちなみに私はオリジナル版の「ペット・セメタリー」の方が圧倒的に好きですね。リメイク版はあれはあれで良いと思いますけどね。
さて、本作に関しては、私は好きくないタイプの映画でしたが最初の1時間をジメジメ気持ち悪く描き後半から本気出す、そんな生理的不快度満点の映画を観たい方はいかがでしょうか?
怖いというよりも、色々な意味で気持ち悪いカルト教団映画でした。
好き嫌い分かれると思います。
一般的なホラーが観たい方は別の映画をオススメします。
人によっては生理的な気持ち悪さを吹き飛ばすかのような、想像を超える斜め上エンドで汚れた心を浄化してくれるような作品なのかもしれません。
一部フラッシュ連発するシーンがあるので、てんかん持ちの方やポケモンフラッシュなどが苦手な方はご注意ください。ワンシーンですが虫苦手な方も注意。
あと、主人公役アレックス・エッソーの綺麗なおっぱいを拝めます。
私のレビューはこんなところです。
ありがとうございました。
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