2018/2/21発売
「スイス・アーミー・マン」
※日本では2017/9/22から上映開始
予告編はこちら↓
題名のスイス・アーミー・マンとは”十得ナイフのような万能な奴”という解釈で合っていると思います。
◉ダニエル・ラドクリフ(メニー役)
どこからともなく現れた謎の死体。
そしてハンクと出会う。
ご存知の方も多いと思いますが、映画「ハリー・ポッター」シリーズでハリー・ポッター役を最後まで演じたお方、ダニエル・ラドクリフ(愛称はダン)です。
初期の作品「ハリー・ポッターと賢者の石」ではまだ11歳ぐらいで可愛らしかったダンですが、今でも人気で沢山の映画に出演しています。
現在28歳(今年29歳)
ちなみにハリー・ポッターの熱狂的なファンを”ポッタリアン”と呼びますが、実は私もポッタリアンです。
※私は当時「賢者の石」を30回ぐらい観てます。
ダンは他にも「グランドイリュージョン2(見破られたトリック)」「ホーンズ」「ヴィクター・フランケンシュタイン」「キル・ユア・ダーリン」などなどetc…と独特な映画に多数出演しています。
そんな彼はラップが上手でテレビで披露したり、全裸ヌードありの舞台(ダンのダンを晒しています)に出演して話題になったり、「グランドイリュージョン2」ではヒゲモジャだったり、本作では死体役を演じてインパクト大だったりと、才能豊かでカメレオンのような俳優だと私は思います。
そんな彼をこれからも応援したいと思います。
ちなみに特典映像にて、本作を撮影するにあたりダンの人形を4体作ったとか(お尻だけの人形も)。
宣伝の為にダン人形をバスに乗せたり、一緒に写真を撮らせたりもしている。
◉ポール・ダノ(ハンク・トンプソン役)
無人島にて孤独な男。
誰にも救出されず絶望状態である。
ポールは「ルビー・スパークス」「リトル・ミス・サンシャイン」「ナイト&デイ」などにも出演している。
「ルビー・スパークス」で共演したゾーイ・カザンとは恋人同士の役だったが、実際プライベートでも交際している。
◉監督はダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
2人は監督と脚本を担当している。
特典映像ではダニエルズと言われていれているが、2人合わせての愛称である。
※ダニエル・ラドクリフの事ではない。ダニエルが3人いてややこしい。
彼等は主にミュージックビデオを製作しているようですが、そんなにダニエルズに今後も期待したいと思った本作でした。
★内容★
無人島にて生活をしていた男ハンク。
救助は来ず、絶望状態であった。
耐えられなくなったハンクは自殺をしようと試みる。
しかしそんな時、彼の目に死体が映る。
作業を中断し死体に駆け寄ると、その死体からオナラが・・・。
ただの死体だった事に再び絶望を感じ、改めて自殺の準備に戻るハンク。
死体はオナラで動き出し、波にさらわれてしまう。
そんな死体を助けに行き捕まえるが、勢いが乗ったオナラで一緒に海上を駆け巡る。
そしえハンクと謎の死体の奇妙な生活が始まるのだった・・・。
★見所、ポイント、評価★
点数で表すと10点中8.9点
◉本作の特徴
あの有名なハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフが死体を演じるというだけで面白い!
そして肝心の内容だが、ラドクリフとは思えない下ネタ満載で下品でお馬鹿でクレイジーで不思議な雰囲気の奇怪な映画となっている。
上記に書いた通り、下品でお馬鹿ではあるのだが、決してコメディ映画などではない。
絶望でお先真っ暗の中で死体という”光”を見つけ、そんな”光”が主人公の生きる希望となり一緒に行動する。
これは主人公と死体の変わった友情物語である。
落ち着いた独特なBGMでなんとも言えない不思議な気持ちになった。
本作の”ラストに発する言葉”がこの映画の全てを語っており、思わず爆笑してしまいました。
不思議な映画でしたが私は結構好きです。
★こんな方にオススメ★
◉ダニエル・ラドクリフが好きな方。
私も「ハリー・ポッターと賢者の石」から彼の大ファンで、彼が出演している映画はほぼ全て観ています。
おそらく本作が今までで一番変わった役だと思います。
そんなダンが演じる死体役ですが、ファンなら間違いなく楽しめるでしょう。
◉ちょっと変わった映画がお好きな方。
評価などに書いた通り、下品でお馬鹿でクレイジーで不思議で奇怪な映画です。
そんな変わった映画を観たい方は是非!
一番迷ったのは、ジャンル分けです。
ファンタジー、お馬鹿映画、青春映画に近いものを感じるが、どうもしっくりこない。
不思議系映画なのでミステリー枠に入れさせていただきます。
本作を上映していた映画館が少なくて、当時観ることが出来なかったので発売してからすぐに購入しました。
ちょっと意味不明なところがある為人によっては楽しめないかもしれないが、私は楽しめました。観て良かったです。
ありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【オナラの臭いが画面通り越してきそうな】映画★
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1 thought on “映画【スイス・アーミー・マン】ネタバレ無し&余談ありレビュー”