2017/9/6発売
ユアン・マクレガー主演映画
「T2 トレインスポッティング」
※映画館では2017/4/8から上映されました。
※前作「トレインスポッティング」のレビューも書かせていただきました。
前作「トレインスポッティング」レビューはこちら→移動
今作でも主人公を演じるのは4名。
・ユアン・マクレガー(レントン役)
前作でヘロイン中毒の青年。
あれから20年経過した今作、実家エディンバラに戻り、古い仲間達と会うことになるが・・・。
※今年で46歳。「グレートウォール」で紹介したマット・デイモンより1つ年下な事にビックリ。マット同様今後も期待の有名俳優です。
・ジョニー・リー・ミラー(シックボーイ役)
前作でヤクの売人だったシックボーイは、今作では盗撮映像で人を脅してお金を巻き上げるという汚い仕事をしている。
本作ではシックボーイの名の他にサイモンという名でも呼ばれる。
※昔アンジェリーナ・ジョリーと結婚し、約3年で離婚している過去を持つ。
・ロバート・カーライル(ベグビー役)
前作で喧嘩中毒の危ない男を演じた。
今作ではエディンバラ刑務所から始まるが、危ない男は健在で脱獄を図ろうとする。
・ユエン・ブレムナー(スパッド役)
前作では気の弱い独特なキャラクターだったが、もちろん今作でも変わらず。
未だに中毒が抜けないでいる。
※「トレインスポッティング」が企画された時、元々ユエンがレントン役候補だったが、監督がイメージではユエンがスパッド役が似合うと思った事と、ユアン・マクレガーが坊主姿でレントン役に応募し、それを見てやる気を感じた監督がユアン・マクレガーをレントン役に、ユエンをスパッド役に決めた事をT2の特典映像にて監督自ら語る。
監督は前作と同じくダニー・ボイル
・「スラムドッグ$ミリオネア」
・「28日後&28週後」
・「127時間」
・「スティーブ・ジョブズ」
・「トレインスポッティング」
などを監督している。その他多数etc…
★内容★
前作「トレインスポッティング」にてヘロイン中毒の若者達の青春映画から20年後を描かれるのが今作の「T2 トレインスポッティング」。
※まず、今作を観る前に必ず前作を観なければならない。何故なら前作から20年経過した今作と話が繋がっているからである。
前作を観ないと今作での話がわからず、今作の良さがわからないと思います。
※前作を観ない場合、登場人物、過去の出来事などの話が全くわかりませんのでご注意ください。
20年前、レントンが4人のお金を持ち逃げし、それから20年が経過する。
逃亡先のオランダにて生活中のレントン。20年ぶりにエディンバラに戻り、昔の仲間達に会おうとする。
まともな職に就かず汚い仕事をしているシックボーイ。結婚したものの離婚も経験。新たなパートナーと盗撮し恐喝する仕事で食いつなぐ。
エディンバラ刑務所にて服役中のベグビー。
仮釈放が叶わず脱獄を計画する。妻と子供が待つ自宅へ帰るが、危ない性格は変わっておらず、子供まで悪の道へ進ませようとする。
未だに薬物中毒のスパッド。結婚し子供もいるが、遅刻癖が治らず仕事をクビになり、家族からも離れヤク中に戻る。
レイトンが一番最初会いに行った旧友である。
4人それぞれの約20年間の出来事が映画内にて語られる。
レイトンはシックボーイ、スパッド、ベグビー達と出会う事ができるが、それぞれがレントンに対して20年間の想いをぶつけてゆく・・・。
★見所、ポイント★
・20年経過し、歳を取った前作のキャラクター達を観る事が出来る。
前作が上映された1996年当時または発売してからすぐに観た方々は、まるで同窓会のような気分が味わえそうです。
※私は当時観たわけではなく、新作の「T2」を観るために前作を観た為、残念ながら懐かしさなどを感じることが出来ませんでした。
当時に観ていたら更に感動していたと思います。
・しっかりと話も繋がっており、本当にあれからもう20年も経ったのかと思わされるような作品。
さすがに20年前の若かりし前作「トレインスポッティング」ほどの青臭さはありませんが、キャラクターの性格などは20年経った今でもほとんど変わっておらず、懐かしさすら感じます。
※ベグビー役のロバート・カーライルは「T2 トレインスポッティング」の特典映像にて、今作を撮る前に前作は観ておらず、観なくても20年前のキャラクターが今でも焼きついていると語る。
それぐらいロバートには印象的で特別なキャラクターだったようだ。ファンにとっても嬉しい事を言ってくれますね。
(ちなみにユアン・マクレガーはしっかり前作を観なおしてから今作の撮影に参加したようです。人ぞれぞれですが、ユアン・マクレガーは真面目なんですね。)
・前作は音楽、映像、演出が素晴らしかったが、今作でもそれは健在で、前作の映像が所々今作で使われているのはファンには嬉しいところ。
特にラストの演出には感動しました。
★評価★
点数で表すと10点中8点
・前作同様この手の映画は多くを語る必要はありません。
・簡単に成功などせず、全員が色々な苦悩や困難を抱えて過ごしてきた部分を観ていると凄く現実的に感じました。非常に人間的だなと思います。
・ 主人公達それぞれの生き様を何度観てもまた観たくなるような作品です。
俳優全員が演技をしているという感じがせず、非常に自然な演技かつリアルな演出な為、映画に入り込める。
この映画を観終わった後、モヤモヤやイライラする事は一切ありません。
・こちらも見所、ポイントで書いた通り、前作「トレインスポッティング」を上映中または発売直後に観ていたらもっと評価が高かったと思います。
★こんな方にオススメ★
●ユアン・マクレガーが好きな方。
●前作「トレインスポッティング」が好きな方には絶対オススメです。
●青春映画が好きな方。
今作の「T2」では同じキャストで20年後のキャラクター達を演じ話題になりましたが、青春映画といえば「トレインスポッティング」といっても良い映画かなと思います。とても良い作品だと思いました。
なかなか破天荒な事をしてくれた監督さん
是非今作の更に20年後の「T3 トレインスポッティング」を撮って欲しいところです。
ご覧頂きありがとうございました。
最後に、この映画を分かりやすく2秒で説明しろと言われたら以下の通り。
★【おっさん達の同窓会in20年後】★
前作「トレインスポッティング」レビューはこちら→移動
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1 thought on “映画【T2 トレインスポッティング】ネタバレ無し&余談ありレビュー”